趣味も仕事も全力投球で、「人」としての魅力を深めたい

マネージャー 鈴木

東京大学大学院では水資源をめぐる国家間紛争をテーマに研究をしていた鈴木さん。修士課程修了後はデロイトトーマツコンサルティング(現デロイトトーマツグループ)に入社し、経営企画・税務会計・法務領域に従事。大学院の同期(弊社メンバー)の紹介で、2018年にJP東京・アンド・カンパニーへジョイン。

──大学院では国際関係理論を専攻されていたとのことですが、当時はどのようなことに関心を持っていましたか?
大学・大学院では政治学・法学の分野である国際関係理論を専攻していました。なかでも、水資源をめぐる国家間紛争をテーマに、法が社会秩序の維持にどう役立つのか、どんな課題があるのかという視点で研究していました。
大学院までは、自分の知的好奇心をとことん追求したいと思っていたので、毎日大量の論文を読み、調査に出かけ、情報をまとめ、論文を書く――そういう地道な作業に没頭していました。社会がどう成り立ってきたか、制度がどう動いているのかを理解することに強く惹かれていたんだと思います。

──そこから一転してビジネスの世界に飛び込まれたのですね。JPTC入社までの経緯を教えてください。

大学院でやりたいことは一通りやりきったと感じたので、卒業後はあえて未知の分野に飛び込んでみようと決めました。経営の世界を学びたいという思いから、大手コンサルティングファームであるデロイトに入社し、税務・会計や法務関連の業務に携わるところからキャリアをスタートしました。
その後、経営企画室とのプロジェクトなどを通じて、「自分がフロントに立って経営課題に向き合いたい」と思うようになり、コンサルタント職への転向を意識し始めました。ちょうどその頃、大学院時代の同期からJPTCの立ち上げの話を聞き、コンサルタントとしてチャレンジできる環境があると知って、2018年2月にジョインしました。

──企業の経営課題解決に興味があったとのことですが、これまでどのようなプロジェクトに携わってきましたか?

例えば、大手メーカーにおける業務プロセスの見直し支援、生産計画策定業務の効率化・高度化のためのシステム導入支援、戦略実現のためのデジタル・トランスフォーメンション関連施策策定~実行支援など、クライアントの課題解決を主にデジタルの力で実現するための支援に携わってきました。当社が支援するお客様は、長い年月をかけて成長してきた大手製造業が多く、今まさに「旧来のやり方」から「新しい価値創造」への転換期を迎えていると感じます。たとえば、労働人口の減少、働き方改革、国際競争への対応など、あらゆる面で変革が求められていて、そうしたタイミングでクライアントと共に伴走できるのはこの仕事の大きな魅力だと思います。

──印象的だったプロジェクトや、やりがいを感じた瞬間があれば教えてください。
変革のタイミングに立ち会えること、そのものがまず面白いですね。現場の作業員の方や統括責任者の方々の声を丁寧に拾いながら、「どこをどう変えるのが妥当なのか」を考え、提案し、揉んでいくプロセスは、変化を生み出す足掛かりとしてとても重要ですし、やりがいも大きいです。
特に思い出深いのは、ある部品の生産工程におけるボトルネックを解消するため、生産計画のシミュレーションシステムを一から構築した案件です。もうたいぶ前のプロジェクトですが、そのシステムは今でも稼働しており、「実際に使われ続けている」ことの重みと達成感を感じています。

 

──JPTCの働き方やワークライフバランスについても教えていただけますか?

非常に働きやすい環境だと感じています。当社ではコロナ以前から在宅勤務の制度がありましたが、今ではクライアント企業もリモート勤務が当たり前になってきて、オンラインでやり取りできることが前提になっています。そのおかげで、働く場所や時間の自由度がかなり高まりました。

私は現在、鎌倉に住んでいます。出社の必要性が減ったことで通勤時間を気にせずに済むようになり、生活スタイルを大きく変えることができました。

また、勤務時間も柔軟に調整できるので、平日の昼間に家事や通院を済ませたり、趣味の時間をしっかり取ったりしています。たとえば、朝7時から9時まではサーフィン、日中は1時間半ピアノの練習、プロジェクトの合間には3泊4日の縦走登山にも出かけたりしています。仕事もプライベートも本気で楽しむスタイルが、自分には合っていると感じます。

 

──知的なスタミナや人間性を大切にされていることが伝わってきます。最後に、JPTCに向いていると思う人物像について教えてください。

「考えようとする姿勢」を持っている人ですね。コンサルタントの仕事は、常に正解のない問いと向き合い続けるものだと思っています。情報を集めて仮説を立てて、人と議論しながら検証していく。その繰り返しです。もちろん技術や体力はあとから身につきますが、「まず考えてみる」「人に説明してみる」ということが好きな人には向いていると思います。

JPTCには、そうした思考を尊重し、挑戦を後押ししてくれる風土があります。もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度話を聞きに来てください。